Rare Standardは東京拠点のブランドオペレーション会社です。グローバルブランドの日本展開をクリエイティブの側面から支え、変化の激しい市場の中で「長く続く価値」を育てます。 UXから始まり、ローカライゼーション、ブランドオペレーション事業へと独自に進化してきた同社は、一貫性と長期視点を軸にブランドの土台を整える専門家集団です。 文化も言語も異なる環境で、ブランドが本来の力を発揮できるよう「ガーデニングのように育てる」姿勢を大切にしてきたRare Standard。創業者のRoy Husadaが高校生の頃から描いていたビジョンを起点に、チャンスと挑戦を積み重ねながら形づくられた歴史が、今日の確かな信頼と独自性につながっています。
DIYからブランドまで、「つくること」を軸にする自然体な働き方
Royさん、こうしてお会いできて光栄です。まず、簡単に自己紹介をお願いできますか?
僕はRare Standardの創業者です。カナダ国籍ですが、日本にはもう10年以上住んでいます。 主に長野県の軽井沢と東京間で活動することが多く、会社は虎ノ門の近くにあります。普段は在宅で仕事をすることの方が多いのですが、だいたい半分くらいは東京にいます。軽井沢から東京までは電車でわずか1時間なので、とても便利なんです。 私生活では常に何かを創っています。DIYプロジェクトや、3Dプリンターを使った制作もします。クリエイティブなことを企画して、物事がどう作られているのかを理解することが好きなんです。
とてもクールなライフスタイルですね。Rare Standardの創業者として、または一人の人間として、大切にしているモットーのようなものはありますか?
会社としてのモットーは「ブランドを機能させる」です。 個人としてのモットーとなると、正直なところ、自分でもよく分かりません。これまで誰にも聞かれたことがありませんでした。モットーというよりは、生き方のようなものですが、僕は「何かをつくること」が好きなんです。そして「つくることが好きな人」と一緒にいるのも好きですね。
Royさんが本当にクリエイティブな方だということがよく分かってきました。では、ここからはビジネスについて伺いたいと思います。事業内容、そして会社としての強みを教えていただけますか?
ひと言で説明すると、Rare Standardは「日本で活動するグローバル企業のブランドオペレーションパートナー」です。 もう少し詳しく言うと、日本で事業を展開する際、ブランドが日々の業務の中で一貫性を保ち、きちんと整理された状態で運用されるよう支援する仕事です。部門ごと、人ごとに異なる動きの中で、ブランドを迷子にさせないようにする役割を担っています。また、グローバルブランドが日本市場にしっかり根ざせるようにサポートもしています。 僕たちが大切にしている大きなテーマは、ブランドを「ガーデニングのように扱うこと」です。急いで完成させるものではなく、時間をかけて健康的な習慣を育て、季節の変化に合わせて手入れをし、長期的に物事を見ることが必要です。 一度何かをやって終わり、ではなく、種を植え、育て、形づくり、いずれ大きく成長していくように整えていく。それがまさに僕たちの姿勢です。
なるほど。競争の激しい業界ではブランドの一貫性がとても重要だと思うので、とても共感します。 では、周りの人はRare Standardをどんな会社だと捉えているのでしょうか?ブランドを植物のように育てるという視点について伺いましたが、一般的にどんな評価を受けているのか教えてください。
クライアントの方やコミュニティの人たちなど、関わる立場によって少し違いますが、僕たちと仕事をしている人からは、信頼できるチームだと言われることが多いです。 小規模なチームなのに、驚くほど戦略的だと感心されることもあります。成果物のクオリティやスピードも高く評価されていますし、日本市場に対する理解度についてもよく褒めていただきます。 また、ブランドに深い知見がある点も、グローバル企業にとっては大きな安心材料のようです。ブランドづくりに多くの投資をしている企業にとって、同じ視点と言葉で話すことができるパートナーはとても貴重です。 オフィスに来て一緒に時間を過ごした人たちからは「温かくて、好奇心旺盛で、ちょっとオタクっぽい雰囲気のある会社だね」と言われます。 でも、僕たちはそういう空気感も含めて楽しんでいて、おしゃべりしたり、ラーメンを食べに行ったり、みんなでリラックスしながら仕事する雰囲気を大切にしています。
カジュアルで居心地が良く、みなさんが自由に自己表現できる環境なのですね。 同時に、スピード感のある環境でもありますよね。普段の一日はどんなふうに過ごしているのでしょうか?普段の1日のスケジュールを教えてください。
東京にいる日のルーティンですが、朝は必ず愛宕神社の階段を上るところから始まります。かなり急な坂の上にあるので、血の巡りが良くなりますし、自然の空気を取り入れて気分が整うんです。 オフィスに着いたら、まずその日にやることを確認します。多くても三つまでしか書きません。たくさん詰め込むと優先順位が崩れてしまうので、本当にやるべきことだけに絞るようにしています。 そのあと、チームとの定例の打ち合わせで方向性をそろえます。午後は、社内用の資料を作る時間か、クライアントとのミーティングが入っていることが多いです。 夕方以降は、クリエイティブ業界の仲間やクライアントと食事に行ったり、業界イベントに参加したりすることもあります。 そんな感じで過ぎていくのが、僕の東京での1日ですね。
とても濃いスケジュールですね。オフィスはどんな雰囲気なのでしょうか?皆さんリモートワークが多いようですが、どんな体制になっているのか教えてください。
僕たちのオフィスはシェアオフィスで、他のクリエイティブ企業とも空間を共有しています。とても居心地が良くて、大きくはないのですが落ち着いた雰囲気です。光がたくさん入って明るく、植物も多いので、とても気持ちの良い空間です。 働き方はハイブリッドで、出社の義務はありません。とはいえ、やはり対面で作業したほうが効率が良い時もあるので、自然とみんなオフィスに集まることがあります。 月に一度、チーム全員でオフィスに集まる日を設けていて、その日は一緒にランチに行ったり、ワークショップをしたりします。 そして、ちょっと面白い特徴として、オフィスにはお菓子がたくさんあったり、美味しいコーヒーが飲めたり、さらには理容室もあります。美容室には皆さんいつも驚かれています笑かなりユニークなポイントなのでしょうね。


UXから始まった試行錯誤が、ブランドオペレーションへとつながるまで
ここまで会社をつくってこられた道のりは長かったと思うのですが、どんなふうに始まって、どう成長してきたのか、Rare Standardの歴史についてもう少し聞かせてもらえますか?
振り返ると、最初の頃から本当にいろいろな幸運に恵まれてきました。 日本で働き始めたばかりの頃、UXについて話したり、コンサルティングしたりする機会が思いがけず早い段階で巡ってきたんです。スタートアップからグローバル企業まで、さまざまなところでUXの実践や方法論に関わることができました。 当時、欧米ではすでにUXに大きな価値が置かれていて、企業が積極的に投資している時期でした。そんな流れを日本にも広げていく一端を担えたのが、とても面白かったですね。 その中で、UXの考え方をローカライズの領域に応用できるのではないかと気づきました。これまでローカライズは、コピーや表現のクリエイティブを中心に、制作会社が担うのが一般的でした。でも、そこにUXのプロセスを取り込むことで、まったく新しい価値が生み出せると感じたんです。 実際に取り組んでみると、UXの手法を使ったローカライズは非常にクオリティが高くて、クライアントにも強く評価されました。 そこから、仕事は自然と「ブランドオペレーション」へと進化していきました。ガイドラインをローカライズしたり、ツールキットやテンプレートを整えたり、一回の制作で終わりではなく、ブランドが日本で長く機能し続ける仕組みそのものをつくる方向にシフトしていきました。 沢山の試行錯誤を重ねてきた中でも、その道のりの中で自分たちを信頼し、任せてくれるクライアントと出会えたことは本当に大きいです。 ブランドオペレーションという概念はまだ一般的ではありませんが、自分たちで育てながら広げていく努力を続けています。 まとめると、UXコンサルティングからスタートし、ブランドローカライゼーションを経て、今のブランドオペレーションという形にたどり着きました。
最初から「自分の会社をつくりたい」と思っていたんですか?それとも、やっているうちに自然とそうなっていったのでしょうか?
実は、自分が企業を立ち上げるイメージは子供のころからありました。大学を卒業してからの10年計画の中でも、最終地点は「自分で会社を立ち上げる」だったんです。振り返ってみると、多かれ少なかれ自分が計画したように物事が進んでいるのは、少し不思議に感じます。就職する、異なる役割を果たす、ビジネスの仕組みを学ぶ、そして人脈の構成など…もちろん予想通りにいかないことも沢山ありましたが、大半のことはうまくいきました。
高校時代の夢を実現するなんて、本当に素晴らしいですね。ところで、Rare Standardという名前にはどんな意味が込められているのですか?
以前の社名がRival Schoolsだったので、頭文字のRとSには自分の中で思い入れがあったんです。なので、新しい名前でもRとSを残したいと思っていました。クライアントにとっても、自分たちのチームにとっても、親しみを持てる名前にしたかったんです。 Rare Standardという名前を選んだ理由のひとつは、「レア」と「スタンダード」という相反する意味をひとつに持っているところに魅力を感じたからです。 この名前には、どの会社にも「その会社らしさ」や「強みにつながる基準」があるべきだという考え方が込められています。 自分たちが何をユニークとするのか、そしてそれをどう繰り返し再現できるのか。それを意図的に定めることで、会社の価値が生まれる。 偶然ではなく、意志を持って自分たちの基準をつくる。Rare Standardは、まさにその姿勢を表現した名前なんです。
込められた意味がとても素敵です。 次に、Royさんご自身の経験について伺いたいです。事業を始めるうえで、ここが転機だったと感じる瞬間はありましたか?会社として本格的にやっていこうと決めたきっかけがあれば教えてください。
最初に法人化したのは 、概ねが実用的な理由からで、「日本にいるカナダ人」として税金はシンプルに管理する必要があると考えていたんです。だからしばらくの間、会社はただ骨組みとしてあっただけでした。 正直に言うと、最初は本当の「会社」になることを避けていたんです。必要だと思うことだけやって、必要以上のことはしない、そんなスタンスでした。 しばらくはそれでもうまくいっていたんですが、やがて壁に直面しました。明確なミッションを持っていなかったこと、そして、自分たちが創ろうとしているものを心から信じている人たちなしでは、達成できるものにも限界があったのです。これこそが法人化だけでなく、本当の会社、そしてチームが必要だと気づいた本当の転換点でした。
日本に来るだけでも大きな挑戦だと思いますが、日本発のビジネスを海外へ広げていくとなると、文化や市場の違いもあってさらに難しさがあるのではないかと思います。 実際に、どんな課題によく直面しますか?継続的に感じている課題があれば教えてください。
もちろん、たくさんあります。ビジネスオーナーになると、本当にいろいろなことが見えてきます。やってみないと分からない、親になるのに似ている感じですね。実際に経験しないと、その大変さも実感できない。 ビジネスを自分で運営する難しさは、いろいろな次元の課題を同時に見ていかなければいけないところにあります。自分自身の安定や成長はもちろん、周りの人たちの安定や成長についても考え続けなければいけない。 その中でも特に大きい課題は、クライアントが自分個人に寄せてくれている信頼を、どう会社全体の信頼にスケールさせていくかという点です。 事業を本当に成長させるためには、個人ではなく「組織」として信頼される必要があります。これは、真に足並みがそろった会社にしか達成できないものだと考えています。
そうした課題がたくさんある中でも、心からうれしい瞬間や「やっていてよかった」と思える出来事はありますか?
チームのメンバーが困難を引き受けたのちにより強くなって成長する姿です。いつ見ても色褪せないですし、その瞬間に携われることに強い誇りと喜びを感じます。 それから、クライアントから「あなたたちのような会社は他にない」「ほかの会社もこうだったらいいのに」と言われることがあって、そういうコメントはいつまでも心に残りますね。 クリエイティブ業界って、本当に難しいんです。どの業界でも大変さはあると思いますが、特にクリエイティブは独特です。どの課題も前のものとは違うし、何層にもなって現れる。多数の解決策に、明確と言える正解はない。それこそがこの仕事を面白くさせているんです。同時に、この業界にいる人々をちょっとクレイジーにさせている点でもありますね
今までも、そしてこれからもさまざまな課題に向き合う場面があると思いますが、それでも前に進み続けられる理由は何でしょうか?
多くの人は、プロジェクトを「仕事」だと思いがちですが、僕にとって本当のプロジェクトは、会社そのものなんです。そこにいる人、そしてそこで生まれる関係性や共に作り上げてるものなんです。それをひとつの作品のように育てていきたい、そんな感覚があります。 もちろん簡単ではありません。お金の面でも、人間関係でも、精神的にも負担は大きいです。それでも、そういった大変さを表に出すことはできません。創設者として、しっかり立っていなければいけないのは自分なんです。 それでも続けられるのは、この会社を本当に良いものにしたいという気持ちと、ここにいる人たちが成長していく姿を見たいという思いがあるからです。 そのためにも、どこに向かうのかというビジョンがとても大切で、ビジョンがあるからこそ、自分が何のために動いているのかがはっきりするんだと思います。
これまでの経験の中で、間違いから学んだことや、乗り越えてきた出来事から得た教訓はありますか?
間違いは本当にたくさんありました。特に、自分の文化でも、自分の国でもない環境で働く中で痛感したのは、無意識のうちに「思い込み」で動いているということです。 本来よりも状況をややこしくしてしまったことが何度もありました。素直に聞いていれば、もっと簡単に解決できたはずのこともたくさんありました。 大きな学びは、「思い込みを減らすこと」と「分からないなら、ちゃんと話すこと」です。 長い間、過度なコミュニケーションは不明瞭さやプロフェッショナルではないと思われないかと心配していたんです。でも今は、率直な話し合いに対応できない相手なら、本当にそれ自分が欲している関係かどうかを考えるようになりました。 これはクライアントに対しても同じです。年齢を重ねたこともあるのかもしれませんが、時間は有限だと強く感じます。家族もいて、仕事もあって、責任も増えていく中で、あいまいなことに体力を割くくらいなら、明瞭さとともに前ヘ進みたいですから。


思いやりと長期視点で育てる、これからのチームとブランドのかたち
特に日本の会社は上下関係がはっきりしていて、遠回しに言うことが多い傾向にあると思います。だからこそ、そういったストレートなアプローチは会社を動かすドライバーになるのだと感じました。この業界にこれから期待することはありますか?
絶えず変化するこの業界が面白いからこそ、ずっと身を置いているのだと思います。文化やコミュニティを超えて、いつも新しいクリエイティブが生まれています。デザインもアートも、人間の創造性から生まれる兄弟のような存在ですが、その捉え方は地域によって全然違うんです。 もし変わってほしいことを挙げるなら、この業界に限らず、もっと人がお互いを理解しようとする「思いやり」の姿勢が必要だと思うんです。 ベンダーとクライアントの間、マネージャーとメンバーの間などがそうです。僕たちの会社のバリューの一つに「リミックスする」というのがありますが、リミックスって相手の視点を理解しないと成立しません。違う角度から物事を見ることから予想だにしなかった物事が生まれるんです。 もう一つは「スピード」です。 今はすべてが速すぎる。もっと長期的に考える視点を持ってほしいと思っています。スピードが速すぎると、どうしても物事が浅くなってしまう。 僕はもっと、深く自然に育っていくような思考が大事だと思っています。数字や注目度だけではなく、本質的な価値を見ていくような考え方です。これは僕たちがブランドオペレーションに携わっているからというのもありますが、同時に僕自身の性格にも通じるところがあると思います。
お話を聞いていると、Royさんがどんな価値観を大切にされているのか強く伝わってきますし、どの業界にも通じる、とても美しい考え方だと思います。 その価値観を踏まえて、会社としてこれから取り組みたい課題や達成したい目標はありますか?
この旅路に参加してくれた、誇れる人々と共に素晴らしい会社を創りたいですね。 現時点でこれは「会社をスケールアップさせていく」という意味になります。これは、チームとしてもっと強くなれる仕組みを整えて、Rare Standardならではの価値を生み出せるシステムをつくるということなんです。 特にブランドオペレーションの領域では、そもそも「ブランドオペレーションとは何なのか」という定義づくりから始めて、そこに必要なプロセスやツール、仕組みを構築していく必要があります。 ほかに大事にしているのは、ここで働く人たちがそれぞれの形でリーダーとして成長していくことです。それが会社の中であっても、より広いコミュニティであっても、身近な人間関係の中であっても関係ありません。自分なりのリーダーシップを育てていける場所にしたいんです。 それが、僕にとって仕事そのものと同じくらい、大切なことです。
会社を前に進めるために最初に取り組みたいことは何でしょうか?
まず着手しているのは、会社としての「オペレーティングシステム」をつくることです。どう働き、どうコミュニケーションを取り、どう協働するのか。その土台となる仕組みづくりですね。 数年やってきてメンバーも十人ほどいますし、「もうできているのでは」と思われてもおかしくないのですが、自ずと出来上がるものではないので、意識して作り上げないといけません。 大事なのは、みんなが同じ言葉を使い、同じ理解を持つこと。僕の考えでは、メンバー船員が同じ方向を向いているイメージです。どこに向かっているのかが明確で、全員が同じ方向へ力を合わせられれば、小さなチームでも想像以上に遠くまで進める。
これまでのお話の中で「意義」や「思いやり」といったキーワードが出てきましたが、Royさんにとって、仕事とは何でしょうか?
面白い質問ですね。 一般的に「仕事」という言葉って、どこか 義務的で、「社会的にやることを期待されているもの」といったネガティブな印象があると思うんです。 でも僕にとって、仕事ができるということは、好きなことを見つけて、それを形にできているという意味なんです。さっきモットーの話をしたときにも言いましたが、僕は何かをつくることが本当に好きで、同じように「つくることが好きな人」と強くつながりを感じます。 僕にとって仕事は、まさに「つくること」そのものです。周りの世界を自分の手で形づくるのはすごくワクワクしますし、楽しい。そして、何を仕事にしているかは、その人がどんな価値観を持っているかを自然と表しているとも思います。 たまに「仕事ばかりの人」に聞こえるかもしれませんが、義務感ではなく、本当に心から好きだからやっているんです。疲れるというより、むしろエネルギーが湧いてきます。 新しいアイデアや「これ面白そうだな」ということを思いつくたびに、すごくモチベーションが上がる。 僕にとって仕事は楽しいものだし、仕事は生きることそのものでもあります。全員がそういう考えではないと思いますが、自分はそう感じているんです。
仕事は人生の大部分を占めるものだからこそ、そうやって前向きに捉えられるのは本当に素晴らしいことだと思います。 チームや一緒に働く人たちについて触れていましたが、Royさんにとって「チーム」や「コミュニティ」とはどんな存在でしょうか?
会社のバリューの一つでもある「リミックスで境界線を変える」の話につながるのですが、チームというのは、バックグラウンドも性格も視点も経験も違う人たちが集まってできています。 それぞれが自分の色や強みを持っていて、それが混ざり合うことで、これまでになかった新しいものが生まれる。 同じ価値観を共有していることで、そこにコミュニティが生まれ、仲間としてのつながりが強くなる。みんなでその場所をより良くしていける土台にもなります。コミュニティというのは、その考え方をもっと大きな枠で捉えたものですね。 これまでのキャリアの中でも、自分の人生や考え方に大きな影響を与えてくれた人たちに何度も出会ってきました。本人たちは気づいていなかったと思うけれど、何気ない一言や行動が、自分の価値観や進む方向をつくってくれたんです。 コミュニティって、お互いに助け合ったり、支え合ったりする場所なんだと思います。 お金で測れるものではないけれど、すごく価値があって、大切に育てていくべき存在だと感じています。
なるほど、ありがとうございます。最後に、読者の皆さんへメッセージがあればお願いします。
今の世界は本当に不確実性が多いですよね。AI、経済、仕事、政治……いろいろなものが一度に押し寄せてきて、正直しんどくなることもあると思います。 でも大事なのは、みんな同じ状況にいるということなんです。みんなでこの不安定な時代を歩いている。だからこそ、価値観について考えたり、コミュニティの存在を大事にしたりすることが、とても意味を持ってくる。 「心配するな」と言いたいわけではありません。不安になるのは当然のことだし、ストレスを感じるのも自然なことです。ただ、僕も同じように迷ったり悩んだりしているということを伝えたいんです。あなたも一人じゃないし、僕もまだその途中にいます。


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